小学校と中学校の違いとは?【中学生の声】
小6のみなさんは、もうすぐ中学生ですね。中学進学を前に、「新しい学校生活や勉強はどうなるのだろう?」と気になっている人も多いかと思います。
今回は高校受験ステップ、ハイステップに通う中1・中2生に聞いた、「小学校と中学校の違い」と「これから中学生になるみなさんに伝えたいこと」をご紹介します。
中学校はここが違う!
人間関係について
- 友達がたくさんできて、授業や休み時間が楽しいこと 。授業での班活動が多くなって、みんなとたくさん話せることがとても楽しいです 。部活が始まって、最初のころは不安だったけど、友達もできて、みんなで一緒にやれるから 楽しいです。
- 小学校とは違い、部活内でのちょっとした(先輩・後輩の)上下関係がはっきりとしてきます。
- 先輩と仲良くなれる。小学校よりも圧到的に先輩と話したり、ふざけたりできる。先輩は思ったより怖くなくて優しい人ばかりで、部活動での距離感が近くて楽しい。
- 怖いと思っていた先輩たちだけど、実はめっちゃおもしろい人だったりして毎日飽きない。これなどの部活でも同じだと思う(私の部活は敬語を使っている人はほとんどいない)!
- なんだかんだ友達と過ごしているのが楽しい! 授業中に先生がしてくれる雑談とか失敗談もおもしろいです。
部活について
- 小学校のときにはなかった「部活動」を通して、仲間たちと高め合い、部活動に応じていろいろな技術を身につけられる。
- 運動部は遠征(県内の遠くの地域へ)が多くて大変です。
行事やイベントについて
- 体育祭・合唱コンクール・文化祭など行事がおもしろい。
- 体育祭の盛り上がりが、小学校の運動会と全然ちがいます。 先輩方と団結して全力で勝利を目指します。 応援もすごく盛り上がります。
- 職業体験など、学校から募集される有志のイベントがあって、楽しい。
- 行事が多く、みんなで全力でやるところ。自分の学校ではクラスや学年をまたいで「トークタイム」という話し合いが年に何回かあって、いろいろな人と話すことができるのが楽しい 。
授業・先生について
- 小学校のころから教科が変わった。算数が数学に、図工は美術になったり、新しく「技術(技術家庭科)」が加わった。
- 1日学校を休んだくらいでも、授業がけっこう進んでいたりして追いつくのに大変。
- Kahoot! (授業前に行うクイズ)がとても楽しいです。
- 学校が広いので、移動教室が大変。
- 休み時間が10分あるので、友達とたくさん話せる。
- 担任の先生と話す機会が減ります。担任の先生が1日中クラスにいた小学校とはまったくちがって、担任の先生に会うのは、朝の会、帰りの会と、その先生の授業のときだけ。
- 教科ごとに先生が違うので、いろいろな先生と話せて楽しい。
テストについて
- 小学校のころはテストに向けて特に勉強をしなくても人並みの点数がとれていたので、中学校の定期テストも同じように受けたら、点数がすごいことになってしまいました。これから中1になるみなさんは、油断せずしっかりと勉強することをおすすめします!
定期テストがない学校の先輩の声
中学校によっては、定期テストを廃止・削減している学校も。定期テストを廃止している中学校の生徒は…
- 私の学校は定期テストがない代わり、単元テストと提出物(レポートなど)で成績がつきます。単元テストは月に5~6回ほどあるので大変です。また、レポートなどの提出物は中1のころからしっかり取り組み提出しないと、高校入試に成績が影響してくる中2になって、やり方が分からず低い評価がついてしまうことに。中1のときから、提出物を期限内に出した方がいいと思います。
- 定期テストがなくて、単元ごとに評価がきまるから、一つひとつの単元をしっかりしなきゃいけない。
※参考
宿題について
- 小学校は1日で宿題をやってくることが多かったけれど、中学校の宿題は締切までが長い分、量が多い。計画的に進めなければならない。
- 大きい提出物が多い。レポートや、半年分のノートのふり返り、スピーチなど、時間のかかるものが多い。 カレンダー必須!
- 提出物が返されるときに、アルファベット+数字などで評価が書いてある。
生活について
- 夜ふかしが多くなって生活リズムが狂う (本当に良くないから気をつけた方がいい) 。中1で慣れないころは、体調を崩しかける人も。小学校より忙しくなるから、勉強は早めに済ませ、なるべく早寝できるといいと思う。
- 小学校の頃よりもやることが多い。宿題以外に「明日は授業でクラス内発表があるから練習しなきゃ!」と、帰った後の時間が削られてしまうことも…。
- 学校が遠くなったので通学が大変。夜は早く寝て、朝は早く起きなくてはいけない。最初は登校するだけで筋肉痛になって、圧倒的に体力が足りないことが分かった。でも時間の使い方はうまくなったし、体力もついたよ!
- 小学校よりも、テストに向けての勉強が必要になったり、帰る時間が遅くなったりして、家での自由時間が減る。
心持ちなど
- 中学では、授業で「主体性」を重視する場面が増えると思います。前に出るのが不安でも、少しでも自分から行動できるように心がけることが、よりよい中学校生活への第一歩!
- 中学生になってから、「自分の責任」や成績のことをよく言われるようになった。小学生のときはテストの点が悪くても何も言われなかったり、よっぽど重いことじゃなければ、先生にすごく怒られたりはしなかったけれど、中学生になると油断禁物。
- 小学校と違って、先生から苗字で呼び捨てにされることがある(たまに怖いなと思う)。行事など、自分たちで考えて作っていかなくてはいけなくて、“責任”を感じる場面が増えた。
これから中学生になるみなさんへ
中1、中2のみなさんに入学当初を振り返ってもらい、これから中学校に入るみなさんへのメッセージやアドバイスを書いてもらいました。