【高校偏差値】ステップオープン模試と全県模試の比較(媒体によって偏差値が違うのはなぜ?)
ネットや市販の高校紹介冊子には、よく高校の「偏差値」が掲載されています。
しかし「同じ高校なのに、掲載冊子やサイト等、媒体によって偏差値に差が出るのはなぜ?」とお思いの方もいるのではないでしょうか。
こうした媒体に載る学校の偏差値は、多くが特定の模試の偏差値をベースとしています。
今回はステップで実施している「オープン模試」と、神奈川県全域で実施される「神奈川全県模試」の、主な高校(公立・国立・私立)の偏差値を比較してみました。
ステップ「オープン模試」と「神奈川全県模試」における主な高校の偏差値比較表

保護者の方や一般の方によくいただく質問として、「市販の高校紹介の冊子で、横浜平沼高校の偏差値は62とあるのですが、ステップの発行している『ザッツはいすくーる』では偏差値が54となっています。どちらが正しいのでしょうか?」といったものがあります。
この場合、どちらかが正しく、どちらかが間違いというわけではありません。
『ザッツはいすくーる』掲載の偏差値はステップのオープン模試をベースにしていますが、市販の冊子やインターネット上の高校紹介サイト等では、他の模試等をベースにした偏差値を掲載しているためです。
模試によって偏差値が異なるのはなぜ?
以前、ステップに入って間もない生徒の保護者の方から、「1ヶ月前、別の場所で参加した模試では偏差値が60だったけれど、ステップで初めて参加したオープン模試では52でした。たった1ヶ月の間に大きく下がってしまって…今回のテストはそれほど難しかったのでしょうか」とご相談をいただいたことがあります。
これは、テストそのものの難度や、生徒本人の実力もさることながら、テストに参加した母集団によって、偏差値が大きく左右されるのが原因です。
たとえば、
・誰でも申し込むことができ、ふだん塾に通っていない人も含めた、幅広い学力層の生徒が受験する模試
・ステップのオープン模試(一般生の受験が可能ですが、受験者の大半はステップの塾生です)
のように、仮に同じ難度のテストを受けたとしても、母集団(受験層)が異なれば平均点は変わります。
偏差値は「自身の得点と平均点との差」を標準偏差をもとに計算処理したものですので、平均点が高くなると、その分偏差値も低めに出ます。
ですので、母集団が異なる他の模試の偏差値同士は、単純には比較できないといえます。
ステップ(STEP)はこんな塾です
*ステップのスタンスや特長を公式サイトでご紹介しています。
(以下、一部を抜粋)
▼正社員教師の専門家集団です
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▼特待生制度や友人紹介キャンペーンは行いません