【高校偏差値】ステップオープン模試と全県模試の比較(媒体によって偏差値が違うのはなぜ?)

ネットや市販の高校紹介冊子には、よく高校の「偏差値」が掲載されています。
しかし「同じ高校なのに、掲載冊子やサイト等、媒体によって偏差値に差が出るのはなぜ?」とお思いの方もいるのではないでしょうか。

こうした媒体に載る学校の偏差値は、多くが特定の模試の偏差値をベースとしています。

今回はステップで実施している「オープン模試」と、神奈川県全域で実施される「神奈川全県模試」の、主な高校(公立・国立・私立)の偏差値を比較してみました。

ステップの「オープン模試」とは

神奈川県公立高校入試での高得点を目標として、総合的な力をつけることを目指したステップオリジナルの模試です(中2は年2回、中3は年6回の実施を予定)。
2024年9月実施の中3第3回オープン模試は、神奈川県内の中3生 8351人が受験しました(同日実施の特色検査対策模試(共通問題版)は 4592人が受験しています)。
塾生ではない方も受験できます
各スクールの実施日・お申込みについてはお近くのスクールへお問い合わせください(→スクール検索)。

関連記事…ステップで一般の方も受験できる模試について

ステップ「オープン模試」と「神奈川全県模試」における主な高校の偏差値比較表

保護者の方や一般の方によくいただく質問として、「市販の高校紹介の冊子で、横浜平沼高校の偏差値は62とあるのですが、ステップの発行している『ザッツはいすくーる』では偏差値が54となっています。どちらが正しいのでしょうか?」といったものがあります。

この場合、どちらかが正しく、どちらかが間違いというわけではありません。

『ザッツはいすくーる』掲載の偏差値はステップのオープン模試をベースにしていますが、市販の冊子やインターネット上の高校紹介サイト等では、他の模試等をベースにした偏差値を掲載しているためです。

模試によって偏差値が異なるのはなぜ?

以前、ステップに入って間もない生徒の保護者の方から、「1ヶ月前、別の場所で参加した模試では偏差値が60だったけれど、ステップで初めて参加したオープン模試では52でした。たった1ヶ月の間に大きく下がってしまって…今回のテストはそれほど難しかったのでしょうか」とご相談をいただいたことがあります。

これは、テストそのものの難度や、生徒本人の実力もさることながら、テストに参加した母集団によって、偏差値が大きく左右されるのが原因です。

たとえば、
・誰でも申し込むことができ、ふだん塾に通っていない人も含めた、幅広い学力層の生徒が受験する模試
・ステップのオープン模試(一般生の受験が可能ですが、受験者の大半はステップの塾生です)

のように、仮に同じ難度のテストを受けたとしても、母集団(受験層)が異なれば平均点は変わります。
偏差値は「自身の得点と平均点との差」を標準偏差をもとに計算処理したものですので、平均点が高くなると、その分偏差値も低めに出ます。
ですので、母集団が異なる他の模試の偏差値同士は、単純には比較できないといえます。

ステップ(STEP)はこんな塾です

ステップは、神奈川県に150校舎以上を展開している学習塾です。高校受験・大学受験に向けた授業のほか、県立中高一貫校対策講座も開講。また学童教室STEPキッズも開校しています。

*ステップのスタンスや特長を公式サイトでご紹介しています。
(以下、一部を抜粋)
▼正社員教師の専門家集団です
▼勧誘活動は行いません
▼費用はオープンにしています
▼特待生制度や友人紹介キャンペーンは行いません