【受験生の子供への声かけ・接し方】悩んだことや心がけたこと【卒業生保護者の声】

3月に高校受験ステップ・ハイステップを卒業した生徒(現高1生)の保護者の方に、お子さんの受験を経験しての体験談をお寄せいただきました。
今回は勉強についての声かけや、精神面での配慮など…受験に向かう中3のわが子への接し方や声かけで心がけたこと、悩んだことについてのおたよりを紹介します。


勉強に関する声かけ

「もう言わない」と決めたら、ストレスがグッと減りました

 中3の夏休みのこと。私が「宿題はやったの」とか「勉強しないの?」と言うことに息子が腹を立て、親子喧嘩になりました。結局、私が「二度と勉強しなさいと言わない」、ということで決着。それから受験が終わるまで、勉強を催促する言葉は一度も言いませんでした。
 おかしな話ですが、「もう言わない」と決めてからは、私のストレスはグッと減りました。「これは息子の受験であって、やる・やらないは本人次第。仮に失敗しても、それは息子自身のいい経験になる」と思うことができたからです。受験を通して、親の私も成長しました。
(チグラーシャさん)

やる気になってほしいと思う反面…

 中3の1年を振り返ると…一言でいえば、自分がやった受験の方が楽でした(笑)。時代の問題か、はたまた美化されているのか…? どうすれば本人がやる気になるのか、それでも部活や遊びなど楽しいことも経験してほしく、そういったバランスに悩むことも多かったです。
(Nさん)

引退後の変わりようを見るのは楽しかったです

 息子は今までテストの前に徹夜をするとか、必死で勉強するという様子が見えなかったので、受験は大丈夫なのか?と不安でした。親が言っても全然聞かないので、本人に任せることに。
 すると、部活が11月に終わって、急に人が変わったように必死で受験勉強を始めました。ステップの授業がない日は自習室に行き、休みの日は朝から夜までステップに行き、家でも勉強、勉強。その変わりようを見るのが楽しかったですし、とても感心しました。
(もなかさん)

プレッシャーを与えていたのかもしれません

 中3になってからの1年間はあっという間でした。夏休み前には志望校が決まり、息子もがんばっていましたが、受験が近づくにつれ模試の成績が伸び悩むように。体調にも変化が現れるほどで、本人も相当悩んでいたと思います。「もう少しがんばってみようよ」と話しましたが、私自身も知らぬうちに息子にプレッシャーを与えていたのかもしれません。これは私にとっての反省点でした。
 最終的に願書提出の前日に、本人の意志を尊重して志望校を変更してからは、気持ちをまた高めていき、受験を乗り切ることができました。
(ねむ太さん)

「すべて点数に表れる」と本人が分かっていたので

 中3は中学校の行事も盛りだくさんで、そちらが楽し過ぎてなかなか勉強が手に付かないような日もあったのですが、「日頃の成果がすべて点数に表れる」と本人が一番よく分かっている様子だったので、こちらが口を出すことはなかったです。むしろ「すごいね」とほめることの方が多かったと思います。
(うさぎさん)

スマホやゲームとの付き合い方

短い時間でも気晴らしになっていたようです

 息子はなかなか携帯ゲームがやめられず、どの時期にどの程度制限すべきか悩みました。
 姉の受験のときには、ゲームや動画などは完全に断っていたので、今回も完全にやめさせようと考えていましたが、制限をしすぎていら立つことが多くなりました。そのため、携帯内のゲーム使用時間を5分に制限することに。息子は日によって3~4個のゲームをやっていたと思います。少しの時間でも気晴らしになっていたようで、自動でシャットダウンされても文句も言わず、私もあまり口うるさく言わずに受験までやってこれました。
(R・Y・母さん)

制限の設定を調整するのが難しく…

 ピリピリせずに1年間過ごすことができましたが、ゲームや動画との付き合い方には頭を悩ませました。「息抜きに必要だ」と訴える息子と、誘惑に負けて集中しきれていないように見えるため制限をかけたい親。なかなか妥協点が見つからぬまま受験を迎えました。
 最後の最後に「ファミリー共有」で制限をかけることにしましたが、微妙な設定の調整が難しく四苦八苦しました。
(こしひかりさん)

精神面でのサポート・悩んだこと

言いたいことをグッと飲み込み…

 親として、我慢の1年でした。模試の結果がよくなくてもへこんだりせず、勉強をがんばる息子には「すごい!」と思いました。志望校への熱意を持ち続け、突き進む姿。でもたまにイライラしている姿…。言いたいことをグッとのみ込み、我慢するのは大変でしたが、今となってはいい思い出です。
(Wさん)

好物を用意してサポート

・私は上の子2人の受験も経験したので、比較的余裕があったのですが、子供にとっては初の受験。情緒の浮き沈みに付き合うのが大変でした。お腹がすくと途端に負の感情に飲み込まれていたので、絶えず好物の食べものを用意してあげようとスーパーであれこれ考えながら買いものをするのも楽しみの一つでした。
(Nさん)

・何も話してくれない日もあるお年頃なので、中3の1年間はずっと気をつかっていました。なるべく好きな料理、好きな果物、好きなおやつを出して、これ以上モチベーションを落とさないようにと心がけていました。模試や英検ではチャレンジするたび、いい結果でありますようにと願い、叶うと娘以上に喜んでいる母親でありました。
(R.Oさん)

息抜きできているのか不安になりましたが

 毎日遅くまで自習室に残り、勉強に励む姿に娘の決意を感じ、頼もしく思った反面、かなりの心配性なので勉強をどれだけやっても不安らしく…。お友達からの遊びのお誘いも「模試が近いから…」「宿題終わるかな…」などと言って渋るようになったときは、うまく息抜きできているのかとても気になりました。
 そんなに自分を追い込んでまでも頑張れたのは、一緒に学ぶ仲間がいてくれたからだと思います。模試の結果がふるわず娘が落ち込んでいたときは「大丈夫!」「平気平気~」「オレなんか偏差値これだけ低かったことあるし」等々、たくさんの優しい言葉をかけて支えてくれました。同じゴールを目指す仲間として認めてもらえたことで自信がつき、「みんなとがんばろう!」という気になったのだと思います。勉強も大事ですが、信頼できる仲間の大切さにも気付けた1年だったと思います。
(サブちゃんママさん)

気軽に話せる環境を

 勉強は好きだということを聞いていたので、成績に関してはほとんど口出しせず「模試の点数が良かった!」という喜びの声はしっかり聴いて、褒めることを心がけました。褒めているとこちらも気分が良くなります。特に、日常会話をたくさんして、娘が悩みも気軽に話せる環境は保持しようと頑張ったつもりです。第一志望に無事合格できたから、ということもあると思いますが、大切な一年になりました。
(ERKさん)

親までイライラに染まらないように

 好きな科目しか勉強しない傾向がありましたが、「点数を伸ばすには向き合わなくてはならない」と気づき、最後には観念して取り組んでいました。イライラしていることも多々ありましたが、親までイライラに染まらないように気をつけていました。
(コッコさん)

周りの声かけに怒っていたことも

 受験する公立高校の倍率が高く、私立の併願校がいい高校に決まったので「私立でもいいじゃん」と家族や周りの人に言われたようで、「そんなに公立に落ちてほしいの?」と本人は怒っていました。今思うと不安定だったと思います。その不安を受け止め切れずに、私がいっぱいいっぱいになってしまうこともありました。
 学校の友達の多くが私立第一志望だったこともあり「学校に行きたくない」ということもしばしば。結局、年明けにコロナで1週間休んだのがさみしかったのか、卒業まで毎日通いました。ステップには公立を受験する友達がいたので「一番楽しい」と通っていました。
(mokoさん)

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