高校説明会 参加のポイント(卒業生保護者に聞く)

 6月以降、高校説明会や文化祭、部活動体験といったイベントが増えていきます。中学生にとって、志望校をしぼりこむ手助けになったり、「高校」の雰囲気を感じることで、勉強のモチベーションにつながることも。
 今回は、今春卒業生の保護者にお聞きした、高校説明会等への参加のポイント、エピソードなどをご紹介します。

高校説明会・イベントに参加してよかったこと

説明会の情報を集めたり、実際に申し込みをするにも締切があるので、高校説明会シーズンは「情報を逃さないようにしないといけない」と、親も気持ちが張り詰めていました。
でも、実際に説明会へ足を運ぶことで、本人もいろいろなことを感じることができたようで、納得して高校を選ぶことができたのではと思います。
(のりさん)

「公立高校が第一志望で、だめだったら併願の私立高校へ進学する」と決めていました。公立、私立の併願校とも「どちらに進学してもいい」と思える学校を探したかったので、たくさんの高校説明会や文化祭に行きました。
各校のホームページは見ていましたが、実際に行ってみると、公立私立共に校風の違いが分かり「ここだ」と思えるところが見つかりました。また、高校の先輩と実際に話すことで、本人のいきたい気持ちも強くなり、勉強へのモチベーションにもつながりました。
(マカロン大好きさん)

実際に高校に行ってみると、思っていたより遠かったり、施設が充実していたり(そうでなかったり)…。説明会のプログラムも高校によって違いますし、生徒が率先して仕切っていたり、先生の話が長すぎて飽きてしまったり…。学校の特色が感じられておもしろかったです。やっぱり実際に行ってみることは大切だと思いました。
(けんけんさん)

「この学校はうちの子には合わないのでは?」と思いながらも説明会に行ってみると、本人は「ここが一番気に入った!」ということでした。実際に行ってみて学校の様子や雰囲気を感じること、他校といくつか比較することは大切だなーと思いました。ステップ開催のガイダンスに参加したこともよかったです。
それらで得た情報を本人と確認しながら、3年間、楽しく無理なく通える学校を自分自身で選べるように、親の考えや気持ちを押しつけないようにアドバイスしました。
(サリーさん)

学校説明会は父親と参加することが多かったのですが、親子の仲が深まるとても良い時間となったようでした。説明会の日は毎回2人でランチをして楽しそうでした。
(Rさん)

私立、公立ともにたくさんの高校があり、それぞれ校風や雰囲気、カリキュラムなどの教育方針が違いました。親も子供と一緒に見学に行くなかで、いろいろなことを感じ、考え、学ぶことができました。ふだんはなかなか出入りすることのできない高校の敷地内、校舎内は、親にとってもドキドキワクワクで楽しかったです。今思えばもっと学校見学や文化祭、体育祭など、のぞいてみたかったです。
(ここあさん)

高校説明会・イベント参加のポイントは?

親も子も初めての受験だったため、今思えば「こうすればよかった」と思うこともいろいろとありました。
・学校説明会は、可能なら低学年のうちから行くといい(「中3限定」という学校もありますが、参加できるところは学力にこだわらず参加する)。
・夏から秋は、同日に数校の説明会が重なることがある。移動時間を含めてスケジュールを立て、申し込みをすることに頭を使いました。
・家から少し遠い高校や、偏差値が届かなそうな高校も、見学に行くことをおすすめします。公立高校はギリギリまで「行きたい!学校」(ピンとくる学校)が決まらなかったのですが、いろいろと見てみることで比較対照がしやすく、志望校が絞れてきました。
(ももっこさん)

条件をリストアップして絞り込み

高校を選ぶうえで、外せない条件やどんな高校にいきたいかという希望を本人に聞き、それらに優先順位を付けていきました。その希望に近い高校を娘と調べて、説明会や文化祭、部活体験に参加しました。
(SUEさん)

時間に余裕のある時期に

夏には説明会や部活体験が多くなる中で、娘は部活の毎日で満足に行くことができなかったです。最終的には部活を引退した後、10月頃に本格的に説明会に参加するようになりました。10月頃の説明会は学校の定期テストに被ることが多く、精神的にもキツかったです。忙しい部活の場合は、早い時期に見学を積極的にすべきだったなぁ、と思いました。
(Yさん)

できれば親子で参加

説明会は子供の都合がつかず、最初は親だけが参加して、後日機会があったので親子で参加したものがありました。
ほぼ同様の内容でしたが、親子で受けた印象が違ったり、感想を話し合ったりできたので、志望校の説明会にはできるだけ親子で参加することをお勧めしたいと思いました。
(Yさん)

申し込み時期に注意

行きたかった高校の説明会が抽選で外れてしまったり、説明会の日程がかぶっていたりで、思い通りに参加するのが難しかったです(特に公立)。
少しでもいく可能性のある高校の説明会日程は早めに調べ、早いうちから参加しておけばよかったと思いました。
(Yさん)

文化祭もおすすめ

中2から参加できる説明会には参加していたのがよかったです。中3は時間が取れないときが多く、現地に行けない説明会は配信で視聴したりもしました。また、文化祭も行ってよかったです。生徒さんの雰囲気などを見れたり、実際に質問することができたので。
(ニキさん)

志望校決定までの流れ

説明会や文化祭への参加を通して、どのように高校を決めていったのかをお聞きしました。

中2の夏に「通いたい!」と強く思える高校が見つかったようですが、可能性を広げるために気になった高校の文化祭や説明会には足を運びました。ふだん息子と2人で出かけることなんてなかったので、私もうれしく楽しみながら参加しました。
いろいろ迷い悩んだ結果、ずっといきたかった高校を志望校に選びました。親としては「もう少し挑戦してもよかったのかな」とそのときは思いましたが、合格してうれしそうな顔を見たときに、自分でいきたい高校を決めさせて、本当によかったと思いました。
(Nさん)

本人の学力を考え、そこから志望校になりそうな公立高校を選び、話し合って学校説明会には中2のときから積極的に参加していました。
中3では本命になりそうな高校と併願候補の私立高校を中心に見てまわり、本人の希望する通学時間や、やりたいことを考え話し合い、最終的には本人の意思を尊重しました。
(ドナデジさん)

私立2校、公立4校の説明会に行きました。
とある私立高校の説明会に申し込んでいましたが、内申点がその高校の基準に足りないことがわかり…。同じ日に公立高校の説明会があり、参加しました。結果的にはその説明会がとてもよくて、親子で気に入り志望校となり、合格。「ご縁があったのかなぁ」と思いました。
(そらさん)

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