「高校受験生の親」としての1年間(卒業生保護者の声)【高校受験を振り返って’22】
3月に高校受験ステップ・ハイステップを卒業した生徒(現高1生)の保護者の方に、お子さんの受験を経験しての体験談や、思い出をお寄せいただきました。
第3回のテーマは、「中3のわが子との1年間を振り返って」。
「いろいろと思い悩むことも多かった」「子供が入試にチャレンジする姿を見守るのもまた楽しかった」…高校受験に挑むお子さんとの1年間はどのようなものだったか、綴っていただきました。
高校受験ステップ
高校受験ステップ・Hi-STEPは…
●教師は全員が教えることを本来の仕事とする専門家集団
●少人数のクラス編成で、一人ひとりとのコミュニケーションを大切にしています
●神奈川県に特化した学習塾です
(神奈川県公立トップ校、横浜市内公立トップ校ともに合格者総数全塾中No.1)
中3のお子さんとの1年間を振り返って
- 中3のお子さんとの1年間を振り返って
- はじめは冗談かと思っていました
- 上の子2人の受験とは状況も変わり…
- 「子供もがんばっているんだ」と気付きました
- 保護者としても未知数なことが多く…
- マイペースを貫いたからこそ
- 本当にてんてこまいの1年でした
- 親が口出しできない雰囲気に(笑)
- ぐっと堪えて見守ることが大切なのだと思いました
- 成長を間近で見れた充実した時間
- 模試で大失敗してしまった娘に伝えたこと
- 迷いながらも進む道を決めた娘に成長を感じました
- 模試のたびに泣きそうになりながらも
- スマホの存在が最大の悩みどころでした
- ハードな勉強を自主的に乗り越えようと
- 自分の可能性を高められた時期でした
- 生活リズムの崩れに悶々とすることも…
- 「言えばやる気をなくすワード」を連呼していました…
- 打ち明け話をしているようで楽しかったです
- 本人の意思を尊重した選択
- 息子が苦戦していた特色検査を実際にやってみて
はじめは冗談かと思っていました
中3への進級直前に本人から志望校を聞いたときには、当時の成績からはあまりにもレベルが高すぎて、はじめは冗談かと思っていました。しかし部活と両立しながら、部活引退後はとにかくすべての時間をかけて、勉強に真剣に取り組んでいる姿を見て、どうにか合格してほしいと思ったり、それでも成績が伸び悩むときには、こんなに努力して受からなかったらどうしたものかと心配したり…。
志望校もぶれずに1本で来たのに、直前に「志願変更したい」と初めて本人から聞いたときには、正直私もどうしていいのか分からなくなりました。急きょ夜にステップの先生に面談していただき、本人も私も納得できる道筋を提案していただいたときには本当に安心して、「ここからは応援のみ! 祈るのみ!」と受験当日を迎えることができました。
(のりさん)
上の子2人の受験とは状況も変わり…
兄1、兄2、本人(娘)の兄弟構成。兄1は付属校、兄2は公立進学校。それぞれの特徴や本人の成績、将来の進路など、優先順位もなかなか決まらず、12月まで悩みました。コロナ禍ということで上2人のときと状況は大きく変わっており、兄弟、親、学校の先生、ステップの先生方とありとあらゆるところへ相談していました(笑)。
子供との話し合いは受験期にいきなりできるものでもなく、日頃からの会話も重要と感じました。思春期も重なり難しい時期ですが、受験以外の会話を日常から交わし、受験までにコミュニケーションをとっておくのは大事かと思います。
(さくらんぼママさん)
「子供もがんばっているんだ」と気付きました
この1年は親子で駆け抜けたと思います。模試の結果に一喜一憂することも多くありましたが、ステップでの面談の折、先生から「得意、不得意で点数は上下します。不得意な問題は次に点が取れるように努力すればいい」というようなことを言っていただき、「子供もがんばっているんだ」と気付きました。それからはマイナス面を見るより、よくがんばったところを褒めていくことに切り替え、子供が楽しく受験の日を迎えられるようにサポートしました。
(カノンさん)
保護者としても未知数なことが多く…
学校説明会でいろいろな学校を知ることができるのは楽しく、過去問を解いたり、問題を出したりと一緒に勉強するのも、大変でしたが楽しく思うこともありました。
しかし初めての受験だったので、保護者としていつから何をすればいいのか、受験システム(学校での出願方法など)がよく分からなかったり、内申がどうなるのか、本人の希望も途中で変わったりと未知数のことも多く悩むことも多かったです。受験ブログを探して参考にすることもありました。
また、コロナ禍のため学校説明会の日程が頻繁に変更になったり、なかなかスケジュールが出なかったりしたので、頻繁に各学校のホームページをチェックしていないと情報を漏らしてしまう感じでした。説明会も予約開始時間ジャストにWebにアクセスしないと席が確保できないことも多く、毎回取れるかどうかヒヤヒヤしました。
内申は併願確約校を決めるときに大切さを痛感しました。中3の1学期はぐっと下がり、希望していた学校が難しくなっていましたが、2学期の最後は本人が気合いを入れて勉強し内申点が上がったのでひと安心。
12月は追い込み時期にもかかわらず、スマホを見ている時間も家では多く、「勉強しなくて大丈夫?」と言いたい気持ちもありましたが、この頃はステップで勉強する時間も曜日も多かったので、「家ではリラックスも大切」という気持ちもあり…でも「大丈夫なの? この時期は寸暇を惜しんで…じゃないの?」という2つの思いで葛藤していました。ですが、「言ったところで本人がやろうと思わないと意味がない」というところに落ち着き、結局何も言いませんでした。試験後に息子にその話をしたところ、「言わなくて正解!」とのこと。心配で不安な気持ちへの保護者側の忍耐が必要です。
(さくらさん)
マイペースを貫いたからこそ
この1年、メンタルも成績も大きな落ち込みもなく安定していて、わが子ながらたくましいなと思いました。マイペース過ぎてやきもきすることもありましたが、マイペースを貫いたからこそ入試本番までがんばれたのかなとも感じています。そんなマイペースな息子も、1月に入りステップで日曜講習が始まってからは追い込みモードに入り、集中してがんばる姿に成長を感じました。
(スターマン大好きさん)
本当にてんてこまいの1年でした
親の私にとっても、子供が受験するというのは初めてのことだったので戸惑うことばかりでした。神奈川県の受験システムを知ることから始まり、内申のことや志望校選択のこと、学校説明会への参加…と本当にてんてこまいでした。今振り返ると、子供と一緒にこんなに一生懸命になれたのは、本当に大切な時間だったと思います。
(まーこさん)
親が口出しできない雰囲気に(笑)
最初の頃は「勉強しなさい!」を連発していたような気がしますが、後半は言わなくてもやるように変わっていったと思います。むしろ、親が「ああしなさい」「こうしなさい」と言えない雰囲気になりました(笑)。後半はステップでの授業やテストでクタクタだったので、家は心から休める場にしたいと思っていました。
(きのこさん)
ぐっと堪えて見守ることが大切なのだと思いました
「模試の結果に一喜一憂するのはやめよう」と思ってはいても、なかなかできず…。直前は、ストレスからか体のいろいろな部分を「痛い」と言うようになりました。一度話を聞くと、いろいろ話した後に「でも、やるしかないんだ」と自分に言い聞かせるように言って勉強に戻りました。成長しているんだなと思いました。
親が自分の心配をぐっと堪えて見守るという、分かっていても難しいことがやはり大切なのだと思いました。
(ふにゃごんさん)
成長を間近で見れた充実した時間
あまり人と比べることをしない息子が、中3の夏頃からステップでの模試の順位を意識し、「次はもっと順位を上げたい!」と、自分にはこれが足りないから、この教科のここを重点的に仕上げる!と自発的に取り組む姿があった。入試を通して最後までぶれずにやり遂げていく姿は、成長を間近で見れ、充実した時間だった。
(まねきネコさん)
模試で大失敗してしまった娘に伝えたこと
娘と一緒に高校見学に行って、それについて話し合ったりなど、コミュニケーションをとる機会が増えていい思い出になりました。
冬休み明けくらいに、娘は少し寝不足が続いていたこともあり、体調不調になりました。そのときの模試は初めて大失敗してしまい、落ち込んだ娘をサポートするためにどうしたらいいか、とても悩み、親なりに工夫をしました。
一緒に模試を見直していく中で、大失敗した原因の一つは寝不足による思考力低下だということが分かったので(朝方に切り替えていく最中でした)、無理に朝方にせずに睡眠をたっぷりとれるよう生活を見直しました。また、点数にこだわりすぎて焦っているようにも思えたので、「まずは自分がやってきたことのすべてを出しきることだけに集中すれば大丈夫だよ」と伝えました。
結果、体調もよくなり、娘も心の安定を取り戻し、次からの模試で復活。体調が悪いとメンタルも下降しがちになります。受験は体力、とくに睡眠はとても大切だということを親子で再確認した出来事でした。
(A.Aさん)
迷いながらも進む道を決めた娘に成長を感じました
中3になり、受験が近づくにつれて、進路について具体的に考えるようになりました。途中進路を変更し、そのことで悩むことも多く、一時勉強を中断したこともありました。そんな中でもステップに通い続け、クラスメイトと勉強していく中で、受験直前までいろいろと考え迷いながらも、娘なりに自分の進む道を決めることができました。
この1年間を振り返ると、娘としては「受験は大変だった」という思いが強かったようですが、私としては1年前に比べて、受験を終えた娘は成長したように感じました。
(にじいろさん)
模試のたびに泣きそうになりながらも
ステップでは自分よりも成績のいい友達が多いクラスに在籍していたので、模試のたびに「クラス最下位かもしれない〜!」と泣きそうになりながらも、「先生に言われたことはすべてやる!」と言って、最後まで逃げ出すことなく、取り組んでいました。
親としては、欲を言えばもう少し早い時期からこういう気持ちになっていてくれたなら…と思いますが、希望した高校に合格することができたのでよかったです。
(にこまる(*^^*)さん)
スマホの存在が最大の悩みどころでした
スマホの存在が親にとっては最大の脅威であり悩みどころでした。時間制限、充電制限、自室持込制限等…あらゆる制限にチャレンジしましたが、効果はなし。お正月も大げさではなく一切勉強せず、逆に潔いと思えたほど。最後の最後は“withスマホ”に落ち着きました。
巷では「子供を信じて」と言われていますが、この意味をやっと実感した気がします。
(カトママさん)
ハードな勉強を自主的に乗り越えようと
勉強が得意ではなかった娘が、夏休みのハードな勉強を自主的に乗り越えようとする姿には感動しました。わが家は親が「勉強しなさい」とは言わないのですが、本人のやる気や、ステップの先生方のサポートのすばらしさを感じました。ただ夏休み後半から心身共に疲れが出てきたこともあり、見学した高校の中から、本人がいきたいと思える高校に推薦で進学することに決めました。
(ミヤミヤさん)
自分の可能性を高められた時期でした
中1、中2のときには考えもしなかった難関校を、先生方の勧めもあり力試しに受験することにしました。はじめは発展的な問題に苦戦していましたが、2学期後半くらいから少しずつ対応できるようになり、自分の可能性を高められた大事な時期になりました。このチャレンジが、これからの高校生活に活かされるといいなと思っています。
(マンゴーさん)
生活リズムの崩れに悶々とすることも…
娘と一緒に学校説明会に出かけたりするのは楽しかったです。ですが受験が近づいてきても生活リズムが崩れたままの娘を見て、親の方が「このままではいけない」「なんとかしなくては」と切迫感を感じ、かといって煙たがられるので口うるさくも言えず、1人で勝手に悶々としていました。結局、受験直前には緊張感からか自然と生活も整い、心配無用でした。
(春がきたさん)
「言えばやる気をなくすワード」を連呼していました…
夏休み前半まで危機感がなく、バドミントンやゲームをしている息子に私だけ焦るという日々でした。“言えばやる気をなくすワード”、「大丈夫なの?」を連呼していました。
(そらさん)
打ち明け話をしているようで楽しかったです
高校のことや将来のことを親子で話すのが、打ち明け話をしているようで楽しかったです。不得意な教科も、間違っては解き直すという日々を送ったラスト2ヶ月。ステップの先生の協力もあり、どんどん学力を上げていくことができました。何事も努力の分だけ身につくということを私も本人も実感することができました。
(ミリオさん)
本人の意思を尊重した選択
親の意図を汲んでの返答ではなく、本人の意思がはっきりしてきたなと感じる1年だった。最終的に本人の意思を尊重した選択でなければ、合否どちらにしても受験したことを悔やむことになると思った。とはいえ、まだまだ見通しの甘い部分もあり、言うこととやっていることの落差に、忍耐力は親としてだいぶ鍛えられたと思う。
(ぴんぐらさん)
息子が苦戦していた特色検査を実際にやってみて
自分の高校受験のとき(ア・テスト世代)とは入試のシステムも内容も違い、息子は特色検査で苦戦していたので私もやってみようと思い取り組んでみましたが、これは…難しい…(汗)と身をもって実感しました。この特色検査の比重が大きい学校なら、不得意だとネックに、得意なら優位になるシステムも総合的に見るとよくできてるなぁと。また、学んだ知識を実際に使う場面の練習として役立つ検査だと思いました。
(にくまるさん)
※<参考>特色検査の内容については、下記記事をご覧ください。
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