受験生に聞いた!高校入試当日のエピソード~ハプニングや感想など
今春(2024年度)の神奈川県公立高校入試に挑んだステップ生たちに、受験当日に感じたことやエピソードを聞いてみました。今回はその感想・エピソードをご紹介。「入試当日」の空気感をイメージできるかもしれません。
★学力検査・特色検査の問題内容についての感想は、こちらをご覧ください。
高校までの道のりは…
- 電車に乗るとき、反対方面に乗りそうに…。受験は家を出た瞬間から始まっている。
- 朝の満員電車、高校の最寄り駅で降りようとしたら、人が多すぎて押しても押しても降りられず…。家を早めに出ておいて良かったけれど、かなり焦った。
- 電車で勉強していたときに、前に立っていた人が「試験がんばってね」と言ってくれて、少し気持ちがほぐれた。
- 一番乗りで着いたので、会場の雰囲気に慣れることができました。
公立中学生の多くは朝の電車移動に慣れていないので、「電車の乗り換えは入試より緊張した!」という声も…。
会場に着いて…
会場の雰囲気
- 試験会場に50分前に着いたのに、すでに参考書を開いている人がたくさんいてビックリしました。
- 会場に着いたとき、みんな静かに勉強していてすごく緊張したけれど、自分も問題を解いているうちに、自然とリラックスできた。
- みんなピリピリしていました。時計とにらめっこしている人、教科書とにらめっこしている人…。人間って多種多様なんだな。
- 自信がなくて、眼鏡をかけている人が頭よく見えた。
- 他の人の空気に飲まれないようにただならぬオーラを出して、周りを圧倒しようとがんばりました(笑)。
- 同じ中学校の人が固まっていたからか、私立高校の入試よりもにぎやかで、自分のペースがつかみづらかった。
- 同じ中学校同士の人がたくさんいて、「ここどうだった?」と答え合わせをしていた。耳に入らないように必死で脳内で歌ってたら、テスト中も頭に歌が流れてきて、集中するのに時間がかかった(笑)。
シーンとはりつめた空気の会場もあれば、にぎやかな教室もあったようです。
教室の環境
- 暖かい予報だったけれど、教室はすごく寒くて、足が凍るかと思った。分厚い靴下を履いていくべきだった。
- カーテンが太陽を防ぎきれていなくて、午前中はかなり気持ち悪い暑さでした。
- 教室は暑いのに、周りの雰囲気が冷たくて、暑いのか寒いのかよく分からなくなりました。
- 机がガタガタで、消しゴムで消すときにめっちゃ音が鳴った。
- 席の間隔が狭くて、周りのページをめくる音がもろに聞こえてビックリした。
- 自分が座った机に、彫刻刀で文字が彫られていた。試験監督に伝えて他の机にしてもらいました。
- 放送が反響しすぎて「野球場か?」と思った。
- 窓際の一番前だったから「海見えるじゃん!」と思ったけれど、カーテンが閉められていました。(七里ガ浜高校)
今春入試(学力検査)の当日は2月らしからぬ暖かさで、思わぬ暑さに苦しんだ人も。温度調節の手段を用意しておくといいかもしれません。
試験中は…
- 毎回テストが始まる前に、5分ぐらいとても静かになる時間があって、心臓が痛かった。
- 問題用紙をめくるたびに、受験票が飛んでいきそうになって大変でした。
- 解答用紙が滑りやすくて、マークがしにくかった。
- 問題を解いているとき、焦りからか心臓の音が聞こえた。でも深呼吸をしたら落ち着いた。
- 数学のテストの途中で、自分の腹が大きな音を発し始めて、とても気まずかった。
- 試験官の「あと5分です」という合図とともに、周りの書く音が早まった。
休み時間
- 休み時間のトイレは混んでいたので、早めに行かないと入れなかった。近くの人が前の教科の話をしていて、自分と答えが違ったため心配になった。
- 「数学いけた!」と言っている人がいて、つらくなって廊下に出たら、窓の外を見ながら目をこすっている人が。心の中で「一緒に乗り越えよう!」と念じた。
- 休み時間にみんなステップの教材を出していてびっくりした。
- 休み時間に見ていたところが試験に出たりしたので「諦めないことが大切だ」と感じました。
- 「廊下に荷物を置くように」と言われたので、休み時間はみんな廊下に出て勉強していました。
お昼休み
- 午前中の科目が全然できなくて、めちゃくちゃ焦ったけれど、お弁当ボックスに貼られていたお母さんからのメッセージを読み、気持ちを切り替えられ、最後までがんばれた。
- お弁当の時間、キットカットの裏にあった家族からのメッセージに涙…。「この恩、返さずにいられない」と思って午後の理社に前向きになれた。
- 朝はいっぱい食べていったのに、国語の時間におなかが鳴って、自分でも「はやっ」とつぶやきそうになった。お弁当の中に手紙が入っていてうるうるしながら食べていたら、近くの子に見られて恥ずかしかった。
- お弁当にチーズとのりで「合格」と貼ってあって、うれしかったけれど恥ずかしかった。
- お弁当のお箸を忘れた! おかげでおかずは食べられず、食べたのはおにぎりだけ。
- お昼休み、隣の人がご飯を食べずに固まっていて「そうだよね。難しかったよね」と思っていた。
- 午後の理科が始まる前に鉛筆を削ろうと思っていたけれど忘れてしまった。
入試当日のハプニング
周りの人が…
- 当日は周りのどこを見ても同じ中学の人で…(笑)。気持ちがゆるんで、つい休み時間にテストのことを話しそうになりましたが、お互いブレーキをかけて次の教科に集中することができました!
- 隣の人が「落ち着け~」と深呼吸しながら言っていて、「みんな焦っているんだ」と分かり、少し安心しました。
- 周りの人たちが1つの教科が終わるたびに「どうだった?」と話していて、それに惑わされないように次の教科の確認をすることが大切だと思った。
- 隣の人が線を引いている音がどうしても耳に入ってきて、ずっと集中できず、泣きそうでした。
- 隣の席の人が小学5年生のときに転校しちゃった友達で、まさかの再会をしました。
こんなハプニングも…
- 最初に教室を間違えてとても焦った。しっかり確認すべきでした。
- お昼に午後の紅茶を飲み過ぎて、理科の後半20分はお腹が爆発しそうだった。
- 教室が暑すぎて鼻血が出てしまい、試験監督に心配された。
- アルファベットの書いてあるマスクを着けていったら、白のマスクを渡されて「これを着けて」と言われてしまった。
- 筆箱を忘れました。行く途中に「忘れたかも」と気づいたので、着いたら冷静に借りにいけたからなんとかなった。
- 英語が始まる前に「カイロは使用禁止」と言われた。みんなカイロを持ってきていたので驚いていた。
- カナブンが飛んでいて集中できなかった。
- 学校の周りが木に囲まれているので、花粉がすごかった。
- 暖房がガンガン当たる席で、髪と解答用紙が風になびいて、わずらわしさを感じた。
- 受験番号欄に、ステップの生徒番号を書きました(笑)。マス目の数が合わないので気づけました!
- いつも使っているシャーペンを家に忘れてしまった。鉛筆慣れをするために(リラックスも兼ねて)、休憩時間に絵を描いたりした。
- ハプニングだらけの1日だった。まず座る席を間違えて本気の謝罪をし、スカートが壊れ、昼食中に箸を落とし…本当に厄日かと思った。でも楽しかった!
万が一、忘れ物など困ったことがあったら、落ち着いて先生に声をかけましょう。