【進学情報】日大付属高校の内部推薦制度
日大藤沢、日大高校、日大三島、日大第三、日大櫻丘、日大鶴ヶ丘、目黒日大、日大明誠など、神奈川近隣にもいくつも存在する日本大学の付属校。日大への内部進学を目指して志望する人も多いと思います。
今回は、こうした付属校から日大へ内部進学するための推薦制度について紹介します。
日本大学への選抜制度
日本大学への進学を希望する付属校の生徒は、在学中の成績と「日本大学付属高等学校基礎学力到達度テスト」(1・2年は年に1回、3年のみ年2回実施)の結果、面接、小論文などの総合判定により、各学部から入学が許可されます。
大学への内部推薦制度は、大きく分けて3つ。
最も枠が大きく、多くの付属生が利用するのは「基礎学力選抜」です。
全国の付属生を対象に実施する基礎学力到達度テストのうち、2・3年の計3回の成績をもとに進学の可否や、どの学部に進学できるかが決まります。学校によっては、基礎学力到達度テストで好成績を残すための対策講座を設置しているところもあります。
次に、在籍中の成績や取得した資格・課外活動(部活実績など)が重視される「付属特別選抜」。
そして、日大への推薦資格を保持した上で国公立大の一般入試を受験できる「国公立併願方式」です。この方式は募集枠が少なく、実施しない学部・学科も。国公立大が不合格だった場合、他の私立大は受験できず、必ず推薦された日大の学部・学科に進学することになります。
基礎学力選抜と国公立併願方式は、前述の基礎学力到達度テストの成績をもとに、セレクション(各学部・学科の募集人員の枠内で、成績上位者から選抜)を行うことで推薦者を決定します。医学部や生物資源科学部の獣医学科などは募集人数も少なく、内部進学といっても狭き門となっています。
また、日大櫻丘の特別進学(S)クラスのように、内部推薦の出願に制限があるところもあります。日大への進学を前提に入学する場合は、事前に確認することをおすすめします。
なお、大学付属校といっても、全員が日大に進学するわけではありません。多くの高校で一般受験にも対応したクラス・コースを設置しています。
(「高校受験ステップニュース」2020年5月号より)