道東 男二人旅
秋休みを利用して北海道に行ってきました。北海道は新婚旅行以来で、約9年ぶりとなります。9年前は函館→札幌→旭川という黄金ツアーでしたが、今回は男2人旅ということで「道東」を巡ってきました。
初めての道東。最初に持った感想は、月並みながら「とにかく広い!」でした。もちろん社会科教師として北海道の授業をするときに、インターネットで調べて準備していますので、そんなことは分かっていたことでした。しかし網走、知床間の道を車で走ってみると、北海道の広さを肌で実感することができました。左を見ると果てしなく広がるオホーツク海、右を見ると広大な畑や牧場。そこには柵もないのに牛や馬がのびのびとしています。遠くに大きな山がそびえたっています。高い建物もなく、視界を邪魔するものはありません。
この旅行では様々なところに行きました。網走監獄、知床半島、摩周湖、屈斜路湖、阿寒湖に釧路湿原。牧場や温泉、アイヌコタンも行きました。どこも素敵でしたが、特筆すべきは「知床半島」と「摩周湖」です。知床半島は、さすが世界自然遺産。予想通りの美しさでした。初めて世界自然遺産に行きましたが、船から見る知床半島は自然が時間をかけて作り上げた、歴史を感じる芸術でした。
私がこの旅で一番思い出に残っている場所は、摩周湖です。滋賀県で過ごした私からすると「琵琶湖に勝る湖などない!」と思っていましたが、摩周湖の美しさには思わず息をのみました。初めて見るカルデラ湖。言葉では表現しがたい青。高い標高からの絶景。空気の美味しさ。どれも最高のものでした。ずっと見ていられます。
同じ北海道と言えども、都会の札幌地区と道東はまるで別世界でした。よく言う「北海道らしい場所」というところに行った心地です。もちろん、どこも素敵な場所なのには変わりません。地理の授業のときに、自分が肌で感じたことを生徒に伝えたいと思います。