10月13日 神宮球場

ステップの教師・スタッフには野球ファンが多数います。今回は、そんな野球ファンの先生から寄せられた「野球話」です。

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秋休みに海外旅行に行っていたのですが、その旅行中に、読売巨人軍がクライマックスシリーズ(以下、CS)出場を決めていました。
「アンチ」という言葉を、この球団の頭に持ってくる以外に聞いたことがないくらい、何かと他球団から冷たい目で見られがちですが、私にとって野球三昧だった幼少期から好きな球団でした。
長年遠ざかっていた球場へ足を運ぶことも、昨年から復帰していたので、CS出場を決めたニュースを見たときには、日付変更線を跨いだ異国の地で、「観に行きたい」という気持ちが高まっていました。

最近は便利なもので、海外からでも日本のサイトが通信料の心配もなく見れます。しかし、正規のチケット販売はすぐに完売。ヤフオク等でも定価5,000円程度のものが4~5倍。しかも、「契約後、すぐにコンビニで入金&チケット受理」などの条件付き。南の島にセブンイレブンはありません。
帰国して翌日の日曜日。私は画用紙とマッキ―を持って、神宮球場にいました。所謂「チケ乞い」です。当日は自分以外にやっている人はゼロ。好奇の視線を浴びながら球場の周りをただひたすら画用紙を持って徘徊する孤独な戦いを30分ほど重ねたそのとき、年配の夫婦に声をかけられ、余りのチケットを(定価で)入手することができました!
正直、この歳で何やってんだ…と自戒しましたが、「名を捨てて実を取る」ことに成功しました。恥を忍んででも、いろいろ行動することの大切さも実感しました。公私問わず、「まずはいろいろやってみよう」の精神は今後も努々忘れない様にしていきたいと思います。
ちなみに、その日は菅野智之投手がCS初のノーヒットノーランを達成しました。レアな瞬間を目撃できた充実感と、プロッキーの方が書きやすかったな…という少しの後悔の念を抱いて、帰路につきました。

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