国立博物館の縄文展
今年度から中1でハイブリッドの授業が始まり、理科や社会について、私自身が勉強することが多くなり、新鮮な発見や新しいことを知る学びの面白さを実感しています。
それもあって、今年の教師休暇に国立博物館に縄文展を見に行ってきました。展示されている土偶や縄文土器はどれも個性的で魅力的でした。小さい粘土の粒粒で装飾したり、壺や土器に人形や顔がついていたり、「なんでこういう風にしてみたんだろう…?」と不思議に思ってしまうくらい、独特なデザインが多く、数千年、1万年以上前のものでありながら、今見ても、強いエネルギーを感じました。
他の国の遺跡から発掘された土器も展示されていたのですが、他の国のものはシンプルで、使いやすそうなデザインがほとんどでした。説明によると、大量生産のものが多いようです。もちろん、道具として、使いやすさというのは大事なことだろうと思います。多くの人が同じように使いやすいものを手に入れられる、というのも生活を豊かにすることの一つだと思います。でも、オリジナリティ溢れるものだからこそ強烈な魅力を放つことができることもあるように感じました。
そしてやはり、授業のことを考えてしまいました。すっきりと、わかりやすいことはもちろん大事なことです。でも、それだけでは足りず、生徒の心に強い印象を残せるような、魅力につながる個性をもった授業を目指していかなければならないのではないか、と、そんなことを考えました。そういう部分が私の授業には足りない気がします。簡単なことではありませんが、よりよい授業を目指して、今後もがんばっていきたいと思います。