神奈川県 
公立高校入試の仕組み

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<神奈川県>公立高校入試、ここが知りたい!
を配信しております。

県立高校は全県一学区、
県内どこからでも受験可能!

神奈川県の県立高校はかつて18学区に分かれており、学区外受験者は定員の25%までしか受け入れられませんでしたが、
現在は県立高校の学区が撤廃され、全県一学区となっています(市立高校には学区があります)。

神奈川県の公立高校入試制度

神奈川県の公立高校入試は、選抜機会は1回で、受験者全員が学力検査を実施します。

  • 募集は各高校の学科・コースごとで、出願したあと、1回の志願変更が可能です。
  • 学力検査は、外国語(英語)・国語・数学・理科・社会の5教科を原則とし、マークシート方式です。

入試で学力検査を行わず、調査書や面接等で選抜するクリエイティブスクールもあります(5校)。

共通選抜の選考資料

共通選抜では、「内申点」「学力検査」および「特色検査(一部の高校のみ)」の結果が選考の資料となります。

2次選考(定員の1割)のみ、内申点ではなく、調査書の「主体的に学習に取り組む態度」の観点別評価を使用します(中学3年12月の成績で計算)。

内申点(調査書)

中学2年時内申の9教科合計と、中学3年時内申の9教科合計を2倍した135点満点です。

学力検査

基本的に英語・数学・国語・理科・社会の5教科の点数を使用します。
検査時間は各50分、各教科の満点は100点。
特色検査を実施する高校の中には、学力検査を3教科または4教科で行う高校があります。

調査書と学力検査の重点化

重点化とは、例えば数学と英語の点数を1.5倍にするなど、特定の教科に重みをかけること(傾斜配点)で、一部の高校で行われています。
調査書の評定(第2次選考では観点別評価)は「3教科まで2倍を限度」として、学力検査の点数は第1次選考・第2次選考それぞれ「2教科まで2倍を限度」に、各高校の裁量で重点化できます。

特色検査

特色検査は高校によって「実技検査」「自己表現検査」「面接」があります。

実技検査は、例えば美術関連の科目ではデッサン、体育関連ではスポーツ種目などが挙げられます。

自己表現検査では、「テーマに基づく『スピーチ』『グループ討論』」「知識・技能を教科横断的に活用する問題」があり、
教科を超えた総合的な力が問われます。

ステップの特色検査対策について

共通選抜の選考方法

第1次選考

共通選抜の第1次選考は、募集人員の90%までを選考します。
内申(135点満点)と入試得点(500点満点)の2要素の比率を、合計10になるように各高校が決めます。
比率は最低が「2」で、内申:入試得点=「2:8」~「8:2」の範囲で決めることになります。
特色検査を実施する高校は「6:4:特色検査2」のようになります(特色検査の係数は1~5)。

第2次選考

第2次選考では、内申点の代わりに、調査書の「主体的に学習に取り組む態度」の観点別評価が選考資料に加わります。
ただし、選考に使用される観点別評価は中学3年12月の成績のみです。
各科目の「主体的に学習に取り組む態度」を、Aが3点、Bが2点、Cが1点として、9科目計27点満点で点数化します。

第一次選考同様、「学力検査」:「観点別評価」の比率は各高校が決めます。
比率はそれぞれ2以上の整数で、合計で10となるよう設定されます。
特色検査を実施する高校は「8:2:特色検査2」のようになります(特色検査の係数は1~5)。

神奈川県公立高校入試 選考に使用される数値の計算方法1 神奈川県公立高校入試 選考に使用される数値の計算方法1

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神奈川県公立高校入試 選考に使用される数値の計算方法2

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神奈川県公立高校入試 選考に使用される数値の計算方法3

高校入試情報

以下のページで、神奈川県の高校入試制度についてご説明しています。

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